言語化する事の効果〜ゲームモデルを落とし込んだその後〜

 

はい、前回はゲームモデルを公立高校の自チームにどう落とし込むかについて書いたんですけど

 

今回はその後の経過を書いてみたいと思います

 

 

まず、ゲームモデルといっても落とし込んだのは大枠に基づいた簡単なプレー原則です(詳しいのは前回の記事見てください)

 

 

なので僕がシンクロやフリーズでコーチングする時に簡単に明確な指示を与えることが出来ました。

 

選手たちからしても、

「やるべきプレー」

言語化された事によって

シーンによっては迷う事なくプレー出来てるのかなというのが伺えました。

 

ここら辺はゲームモデルを作成するメリットの1つだと感じています。

 

 

ただ、あくまでも落とし込んだのは守備面のみで、攻撃面に関しては守備を徹底してからという考えがありました。

 

 

 

 

そうしてる内に一応公式戦で格上の相手にクリーンシートで勝てました。

 

設計していた通りのプレスをかけれての勝利だったという事と、リーグ戦まで1カ月ちょいという事を踏まえて、この試合の1週間後に攻撃面でのプレー原則も作成しました

 

 

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これはその一部です。

 

 

見てもらったらポケットを有効活用するという事が書かれています。

 

 

これは自チームが最後の崩しの場面でのアイデアが少ないという問題を解消するためのものでした。

 

 

さて、このポケットの活用ですが

 

実は、今まで彼らは調子の良い時や格下の相手とやる時は自然とポケットを使った攻撃をしていました。

 

ただ、それはあくまでも彼らの即興性に頼ったものだったのでその現象が出ない時は全く出ません。

 

 

これを解消するのがタイトルにもあった言語化

だと思ってます

 

「ポケット」という言葉を初めて聞いた選手も多い中、彼らはポケットとという新しい言葉、デザインされた攻撃に反応します。

 

 

 

なので全員がファイナルサードではポケットを意識するようになり、求めていたプレーが出るようになりました。(それもかなりの短期間で!)

 

 

 

ただ、まだまだ課題もあることは確か

 

全員がポケットばっか意識しすぎてまうとか

(ここら辺はプレー原則を設けるデメリットかも)

 

 

 

そもそも完成度が高まっていた守備面での原則がおろそかになったりとかです

 

 

 

まあここら辺はまた経過という形でここに書けたらなと思ってます。